先月に引き続き大中小口径でよく聞かれる事につきましてご紹介いたします。
石材の直角はどの様に出しているのか?という事についてよく問い合わせをいただきます。
かね出しが甘いと日本で現場施工の際に非常に困ってしまいますので、弊社工場では非常に気を遣って加工する部分です。
石材の直角は原石をカットする段階でほぼ良し悪しが決まります。
大中口径の段階ではさしがねを用いて慎重にポジション調整をしてカットしていきます。
原石をある程度の大きさにカットしたら小口径で部材形状にカットして磨き工程に引き継ぐことになります。
GT中国工場の小口径は、台の旋回が機械で調整でき、刃の当たる場所をレーザーで指し示すことができる機材を使用していますので、人力でポジショニングする機材より、より正確でスピーディーな加工が可能になっています。
中国工場視察に行かれる機会には、製品検品だけでなくこの様な工場設備にも注意してみると各工場の取り組み・個性が見えてきて面白いのではないでしょうか。
ちなみに、製品品質・精度を維持していくためには大口径のメンテナンス頻度も重要な要素です、どのタイミングでどの様なメンテナンスをしているのかと聞かれると、工場側も「このお客様は工場の事をよく知っているな」と気を引き締めることになるかもしれません!?
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